| 変らない主の真実」
2009年は1月早々、アメリカでオバマ氏が“チェンジ”と「変革」を訴え、第44代米大統領に選ばれました。日本でも8月、民主党が圧勝して政権交替の大きな変化が生じました。一年中、チェンジ、変化、変る、変えなければ、という思いがいろいろな形で見られたのではないでしょうか。
確かに変ることは必要で、変ることによって、意味ある進歩も望めます。「万物は流転する」と教えたという古代ギリシアの哲人ヘラクレイトスの言葉を挙げるまでもなく、川の流れも流れ流れて変化していかない限り、どのような名水もよどんでは腐敗してしまいます。
しかし変ること、変革をいたずらに追い求めてばかりでは、疲れ果て目が回わり、かえって安定を欠き、人間それ自身の存在が不安定になりかねません。この年、私たちは変化、変革の2000年代を超えて、変らないものに目を注いでそこに心をあずけ、実質ある真の変化へと挑戦していく必要があるのではないでしょうか。
皆さんはコンパスを使われたことがあると思います。今の学校ではこうそんな者は使わないのでしょうか。このコンパスはぐるぐると動いてばかりでは、何も画けません。針をしっかりと一点に固定し、安定させて、もう一方の先を動かしていくなら、思う通りの円が画けます。
大切なことは、針を固定させることです。「イエス・キリストは、きのうも今日も、また永遠に変わることのない方です」との新約は告げています。変らないとは、真実ということ、それは変らない愛、変らない約束、変らない保証となって具体的に現わされていきます。またそれは、うそ偽りのない、真実そのものです。
キリストは十字架にその尊い命をささげて、私たち罪人への愛の限りを注ぎ尽くし、与え尽くしてくださいました。そこに変らない神の真実がこの世に宿り、すべての人がキリストを信じることによってその真実を体験し、自らもその真実に生きるようにしてくださったのです。これこそ本当の意味での、「できる」、「キャン」という世界です。
新しい年も早やひと月が過ぎました。私たちはまずこの変らないキリストの真実に結ばれ、必要な変化に、変革にチャレンジして参りましょう。
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